地方公務員災害補償基金、江東区: 園良太さんへの訴訟を取り下げなさい。

今、行政による個人への嫌がらせ目的のでっち上げ裁判が行われています。

事の発端は、江東区が野宿の人を無理やり公園から追い出し、真冬の路上に放り出すという殺人に等しい暴力を行ったことでした。翌日、そのことの説明を求めに江東区役所を訪れた人たちを、区の職員は暴力で排除しました。

今回裁判に訴えられている園良太さんも、そのとき区の職員に暴力をふるわれました。ところが江東区は、暴力の被害者である園さんを警察を呼んで逮捕させ、起訴までし、何カ月も勾留したのです。

そうした一連の人権侵害行為をした後、今度はなんと「職員にケガをさせた」という虚偽の訴えで、その職員に治療費を払った地方公務員災害補償基金（以下「基金」）という労災組織から園さんに支払い請求が来たのです。当然ケガをさせた覚えのない園さんは支払いを断ります。すると、基金はいきなり園さんを裁判に訴えたのです。

考えてみてください。自分や知人が役所に理不尽な扱いを受けた、あるいは暴力をふるわれたというようなことがあれば、役所に抗議するのが当然だと思います。ところが、今回のような訴訟がまかり通り、基金、つまり江東区の側の主張が認められてしまえば、今後住民は役所に一切の異議申立てもできず、奴隷のように従わざるを得ない社会になってしまいます。

江東区だけの問題ではありません。このような前例が通ってしまえば、行政や企業がいくらでも住民の口封じのために裁判を悪用できるようになってしまいます。

あなた自身が理不尽な目に遭わないためにも、どうか署名をお願いします。そして多くの方にこのことを伝えてください。