でも汚職はもうたくさんです。石油大手がわたしたちの権利や存在を脅かし、野生動物を絶滅に追いやるのを、これ以上黙って見ているわけにはいきません。
先祖伝来のこの地で、ライオンやキリンといった象徴的な動物たちを守ってきました。けれど、かつて2600万頭もいたアフリカゾウは、45万頭以下に減少。そのうち、わずか13万頭にしてアフリカ最大でもあるゾウの群れは、オカバンゴを生息地としています。それがリコンアフリカ社のせいで生存の危機にさらされているのです。ゾウのいない世界を、想像できるでしょうか?
2022年6月、わたしたちはナミビアで反汚職と人々の権利を求める活動団体、「経済・社会正義トラスト(Economic and Social Justice Trust)」による大規模抗議に参加。人権と法律に明らかに違反しているにもかかわらず、リコンアフリカ社の搾取的な企業活動を承認したポハンバ・シフェタ大臣に承認撤回を要請しました。
けれど2年後の今も、それに関する回答を得られていません。その間もリコンアフリカ社は、わたしたちの土地や生計を奪い、搾取することができるのです。やりたい放題です。
これ以上、決定を先送りせず、オカバンゴ・デルタを守るよう、世界中の皆でポハンバ・シフェタ大臣に要請しましょう。地域の人々やわたしの仲間たち、そして壮大な野生動物のため、ご署名のうえ、周囲の皆さまにもキャンペーンをシェアしてください!
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-- トーマス・ムロンガ(カピンガ・カムワリエ保護区のリーダー)
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