人権のためのWi-Fi

台湾政府関係者各位:

台湾の漁業において労働者の権利が侵害されている現状を懸念する、私たち世界中の市民は、台湾の遠洋漁船に暗号化されたWi-Fiを設置することを義務化するよう求めます。台湾の遠洋漁船では、主にインドネシア、フィリピン、ベトナムの移民労働者2万2千人以上が働いており、彼らが獲った水産物は世界中の食卓に運ばれています。基本的な労働者の権利および人権を守るため、Wi-Fiの設置は不可欠です。船員たちが洋上で働くうえで、Wi-Fiはコミュニケーションをとり、人間関係を維持し、情報を入手するための重要な手段なのです。

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インドネシア出身のノフィアンさんが台湾の遠洋漁船で働き続けた15カ月間、外部との通信手段は途絶されていました。漁が終わり帰港して初めて、ノフィアンさんはやっと母国の家族と連絡をとることができました。そして知ったのは、ノフィアンさんの給与が家族に渡されたことは一度もなかったこと。そして生活苦から妻はノフィアンさんの元を去っていた、ということでした。

これは台湾漁船で働く大勢の船員たちの現状です。また、病気になっても、虐待を受けても、助けを求めることすらできません。

ですが船内にWi-Fiが設置されれば、現状は大きく改善されます。

台湾政府は人権をめぐる自国への評価に敏感です。全ての遠洋漁船へのWi-Fi設置義務化を、台湾の主要輸出先である日本からも声を大にして求めれば、台湾政府を動かせるはずです。今すぐキャンペーンにご参加ください！Avaazはパートナー団体と連携のうえ、皆さまのご署名を台湾政府に提出します。

--- このキャンペーンは、下記団体と連携し展開しています ---

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