アマゾン熱帯雨林は死にかけているのではなく、殺されかけているのです。

私たち先住民は、この熱帯雨林を6,000年にわたり大切に受け継いできました。地球上のどんな場所よりも生命みなぎる偉大な森を。

けれど石油会社には分からないようです。彼らはもっとも豊かな生命の宝庫を掘り起こし、死をもたらす黒い原油を流出させ、河川を汚染したうえ、温暖化の火に油を注いでいます。熱帯雨林とそこに生きるあらゆる生命を殺しているのです。

その主犯である石油大手は今まさに、明日スタートする国連気候会議を乗っ取ろうとしています。ドバイ気候会議で議長を務めるのは大手石油会社のCEO。そこに業界団体多数が利益を得ようと群がっているのです。

彼らにアマゾン熱帯雨林を委ねるわけにはいきません。

交渉はまもなく始まりますが、私たちには大胆な計画があります。地球にとってもっとも重要な声、すなわち私たち先住民の声で交渉会場を埋め尽くすのです。私たちは熱帯雨林に暮らしているだけでなく、その一部です。スルイ族、バニワ族、カリプナ族、アシンカ族をはじめとした多数の先住民の人々皆の声を会場いっぱいに轟かせるのです。

皆さまから十分なご寄付が集まれば、先住民代表によるパワフルな派遣団を気候会議に送ることができます。Avaazのご支援により、テレビカメラの前で意思決定者と直接話し合うことが可能となるのです。相手は地上最強の企業ですので、私たちだけで闘うことはできません。

皆さまのご支援があれば、下記の計画が実行できます：

• 重要な国連気候交渉の意思決定の場に、アマゾン先住民のパワフルな声を直接届ける
• アマゾン熱帯雨林の保護が政治課題となるよう気候会議会場前でアクションを開催し、メディアの注目を集める
• Avaazのメディア＆アドボカシーキャンペーンで先住民代表を支援し、アマゾン熱帯雨林において先住民の土地が法的に守られるよう取り組む
• 熱帯雨林保護に向けたあらゆるチャンスを手にできるよう、来年開催予定の重要な環境関連サミット全てにアマゾン先住民コミュニティが出席できるようにする
• 資源開発産業や伐採業者、石油大手を相手に法律の専門家とともに強力なキャンペーンを展開するといった、アマゾンを守るためのAvaazキャンペーンを資金援助する

アマゾン熱帯雨林での化石燃料資源の開発禁止を求め立ち上がった先住民の人々に、どうか力をお貸しください。誰よりも強く闘うことを誓います。できる範囲で寄付にご協力をお願いします：

ブラジルのパイタースルイ族のチャイ・スルイ、ならびにAvaazチーム一同


チャイ・スルイ（Txai Suruí）氏は、先住民の土地や権利、環境の保護を求め闘う26歳の活動家。彼女たち先住民の土地は、気候変動による影響がもっとも深刻な地域のひとつです。スルイ氏は、ロンドニア州の若い先住民たちによる運動「Indigenous Youth Movement of Rondônia」を設立。また30年以上にわたり先住民の人々と活動してきた団体、「先住民環境保護団体カニンデ（Associação de Defesa Etnoambiental-Kanindé）」の調整担当でもあります。