トランプは、石油パイプライン建設計画を承認し、また石炭採掘の拡大も掲げています。その上、内部情報によると、安全でクリーンな未来実現への頼みの綱とも言われる「パリ協定」からも、米国を脱退させようと大統領令を準備中だそうです。
こと気候変動問題においては、このような滅茶苦茶をゆるすわけにはいきません。気候は、非常に微妙なバランスをかろうじて保っているのです。例えば、最後の氷河期では、地球はわずか6ヶ月間で一気に寒冷化したことがわかっています。つまり今お話しているのは、暴風雨や洪水といった個々の気候現象ではなく、大切な全てのものを脅かす天変地異のことであり、これこそまさに、気候変動をめぐり、科学者たちがもっとも恐れてきたことです。
けれど、私たちには作戦があります。成功すれば、トランプの政策によるダメージを、ほぼ帳消しにできるはずです。その作戦とは:
- トランプ抜きでも、米国各都市の市長や自治体トップと連携、米国がパリで掲げた約束を守っていく。
- 税金から石油・石炭大手に拠出されている1兆米ドルもの助成金を廃止し、クリーンエネルギー投資に回すよう求める大規模キャンペーンを展開する。
- 自動車製造が盛んな国々で、将来的には電気自動車しか製造できないようにする法律を成立させる。
- 世界各国の大企業に働きかけ、クリーンエネルギ−100%に向けて動いてもらう。
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