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ファシズムの台頭を抑え込む

ファシズムの台頭を抑え込む

インターネットが乗っ取られてしまいました。

国境や人種や宗教といった垣根を超え、インターネットは世界中の人々を結びつけてくれるはずでした。

しかし80年前、世界を暗闇へと導いたファシズムが今再びその触手を広げ、大量の偽アカウントをネット上に蔓延させることで、人々を敵対させようとしています。わたしたちがお互いへの信頼を失い、憎しみ合い、ついには殺し合いさえするように。

インドでは、LINEに似たメッセージアプリ「ワッツアップ(WhatsApp)」を通じ、瞬く間に広がった「子どもを誘拐した人がいる」というフェイクニュースのせいで、罪のない男性や女性が多数殺害されるという事件が起こりました。ドイツで行われた調査では、Facebookを見ている時間が長い人ほど、難民に対して攻撃的になるという結果が得られました。さらにブラジルの大統領選では、対立候補をめぐる根拠のない悪い噂がソーシャルメディアであっという間に拡散された結果、極右ファシストの大統領が誕生しました。新大統領に投票した人のうち、89%はその噂が本物だと思い込んでいたのです!

これは全面的なプロパガンダ戦争と言えるでしょう。そしてその舞台は、第二次大戦時のラジオから、わたしたちが肌身離さず持ち歩くスマートフォンへと移っています。 

けれどこれを阻止する方法があります。

ブラジルの大統領選期間中、Avaazはある実験を試みました。 こうしたネット上のプロパガンダのネットワークを調査する基本的なトレーニングを6名に実施、その結果、*1600万*もの人々が目にしたオンライン上のフェイクニュースのページやアカウントなどを閉鎖に追い込むことに成功したのです。このトレーニングを60名が受けたら、その成果は計り知れません。

カナダやインド、また欧州連合(EU)などで、極めて重要な選挙が数ヶ月後に行われる予定となっているため、速やかに行動を起こさなくてはいけません。どうか寄付にご協力をお願いします。十分なご寄付が集まり次第、わたしたちは人を雇いトレーニングを実施、民主主義を守るための優秀な専門家チームを結成します。「もう二度と繰り返さない」という祖父母世代の誓いを、わたしたちが引き継ぎ守っていかないといけません。真実を伝えていくため、わたしたちが闘わなければいけないのです。
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