パレスチナ人の死者数は2万5千7百名、避難を余儀なくされた人は170万名、人口の93%が危機的レベルの飢餓に直面するなど、否定し難い破滅的現状を踏まえた、明快な判決でした。
ただしイスラエルがこの判決を遵守しない限り、ジェノサイドのリスクは刻一刻と高まります。けれどリスク回避に向け、私たちにもできることがあります。
イスラエルにICJの命令を遵守させるよう、同国最大の同盟国である米国のバイデン大統領や、そのほかの主要国政府に世界中の皆で働きかけるのです。各国政府を説得する強力なキャンペーンを立ち上げるため、Avaazはすでに動き始めています。皆さまからご支援が集まれば、抗議や意見広告、非暴力キャンペーンなど、さらなる勢いで活動を展開していくことが可能になります。
十分なご支援が集まれば、下記の計画を実行できます:
- パワフルなグローバルキャンペーンを通じ、停戦およびガザへの人道支援物資搬入をイスラエルに要請するよう、同国の同盟国に働きかける
- 防護服やカメラ、パソコン、ソーラー充電器など、至急必要とされる物資を現地ジャーナリストに提供
- ガザをはじめとしたパレスチナ各地で起きている戦争犯罪や人道に対する罪を記録するため、パレスチナの人道団体に資金を提供
- イスラエルへの武器供与の停止を求める弁護士や活動家たちを支援
- 平和と正義を求め抗議や集会を続けている現地の非暴力活動家たちを支援
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画像提供:Ali Jadallah, Anadolu