水なしでは生きられない。

この問題に、日々大勢のソマリア人が直面しています。

大半の家庭にとって、内戦や過激派による攻撃や深刻化の一途をたどる気候災害は、終わらない日常です。

今日、ソマリア人口の半分は安全な飲み水にアクセスできず、子どもたちはコレラや脱水で命を落としています。

ソマリアに淡水がないわけではありません。ただし地下深く、取水が困難な場所にあるのです。民間企業は法外な価格で水を売りつけ、一部の村では水1リットルが米国のマイアミより高い価格で販売されています。

そんな状況に変化をもたらしているのは、地域主導の小規模組織「ドゥルドゥル（Durdur）」です。

Avaazメンバーの皆さまから集まったご寄付のおかげで（感謝！）、ドゥルドゥルは初のプロジェクトに着手し、すでに清潔で手頃な価格の水を多数の家庭に供給しています。水道が開通したその日、町中が歓声をあげました。あまりの成功に、水販売会社は一夜にして大幅に値下げせざるをえなかったほどです。

そして今、ドゥルドゥルは規模拡大に乗り出そうとしています。

そこに私たちの支援が加われば、掘削機や給水車を購入し、今後数年間でさらに数百万人への水供給が可能になります。料理や洗濯はもちろん、作物や家畜を育てることもできるようになるのです。

また現地での環境評価やソマリア人職員の雇用にも資金を提供したうえ、すべての人に安全な飲み水を確保することを目指すAvaazキャンペーンを強化することも可能になります。

「ドゥルドゥルモデル」は革新的です。ソマリアの世帯平均人数は8人ですが、十分なご寄付が集まれば、8人家族が日常生活に必要とする量、数百リットルを各家庭に提供することが可能になります。世界でもっとも脆弱な国のひとつであるソマリアが未来に備えられるよう、どうか、できる範囲で寄付にご協力をお願いします。